コーティング

すぐれた抗菌・防カビ・抗ウイルス・消臭性能

ハイブリッド新触媒「オールチタンAT254」

ハイブリッド新触媒「オールチタンAT254」

細菌70菌+真菌159菌+藻類25菌

計254菌に対して効果を検証済み

  • 日本で有数の高性能抗菌・防カビ剤をハイブリット化
  • 抗ウイルス性能評価試験において、インフルエンザウイルスに対して、抗ウイルス効果を示す傾向が認められている。
  • 触媒成分を溶解しないので消耗がなく、長時間の抗菌・防カビ性を実現
  • 臭気原因物質が多孔空間内で濃縮されて、酸化還元反応を促進し繰り返し分解
オールチタンコーティング

① 抗ウイルス

  • A型インフルエンザウイルスに対して抗ウイルスの抑制

② 抗菌

  • 社会問題菌を含む70菌 (O157、レジオネラなど) を抑制

③ 防カビ

  • 安全性が極めて すぐれた 防カビ剤で 159菌を抑制

④ 防 藻

  • 藻類25菌に対して抑制

⑤ 消 臭

  • 生活環境中の臭いを消臭・分解
オールチタンAT254の消臭特性
  • ①多孔質空間内の濃縮効果で吸着と分解
  • ②反応速度が早い
  • ③長期間効果が持続する
オールチタンAT254の縮合体は、乾燥により水分が蒸発し多孔体組織になります。大きな内部表面を持ち、多くの分子を吸着します。
この吸着性を左右するのは、比表面積、孔経、内表面の電子状態(個体塩基性や個体酸性などを生み出す表面の電位分布)などです。
オールチタンAT254では、コーティング膜は約300㎡/g以上の比表面積の多孔体となり、多くの悪臭分子を吸着できるように組成を選択しました。

消臭性能試験

ガス名 減少率(%)
ホルムアルデヒド 99.00
硫化水素 98.75
酢 酸 99.00
ノネナール 98.00
イソ吉草酸 89.00
アンモニア 83.00
(財)日本紡績検査協会による(試験番号013241)
消臭加工繊維製品認証基準 準用

⑥ 有害化学物質分解除去

  • ホームアルデヒドのほか VOC成分を分解・除去
化学物質過敏症(シックハウス症候群)発症のきっかけは?
  • ①新築・リフォーム後の入居
  • ②家具・インテリア用品の購入
  • ③害虫駆除・農薬散布
  • ④殺虫剤・防虫剤・芳香剤の使用
ホルムアルデヒドなどの空気中で希薄な有害化学物質がオールチタンAT254の多孔質空間内で、吸着・濃縮され、酸化還元反応を促進し繰り返し分解します。

厚生労働省が設定した化学物質の室内濃度指針値

揮発性有機化合物 室内濃度指針値
ホルムアルデヒド 0.08ppm(100µg/㎡)
トルエン 0.07ppm(260µg/㎡)
キシレン 0.20ppm(870µg/㎡)
パラジクロロベンゼン 0.04ppm(240µg/㎡)
エチルベンゼン 0.88ppm(3.8mg/㎡)
スチレン 0.05ppm(0.225mg/㎡)
フタル酸ジ-n-ブチル 0.02ppm(0.22mg/㎡)
クロルピリホス 0.07ppb(0.001mg/㎡)
テトラデカン 0.04ppm(330µg/㎡)
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル 7.60ppb(120µg/㎡)
ダイアジノン 0.02ppb(0.29µg/㎡)
アセトアルデヒド 0.03ppm(48µg/㎡)
フェノブカルブ 3.80ppb(33µg/㎡)
TVOC 暫定目標(400µg/㎡)

⑦ 防 汚

  • 高い親水性で クリーニング 効果UP
オールチタンAT254の縮合体中において、Si(シリカ)、TI(チタン)、含有するP(リン)などに配位する酸素は、相互の結合に酸素(ネットワーク形成に与らない酸素)が多数あり、水素と結合します。

この水素原子に水分子が結合し、内部表面の大部分は水分子で覆われます。
この結果縮合体の乾燥体であるコーティング膜は高い親水性を示します
オールチタンコーティング

⑧ 帯電防止

  • コーティング膜が 帯電を防止し、 ホコリを寄せつけず 表面はいつもさっぱり
コーティング膜の表面抵抗率は10Ω以下となり、顕著な帯電防止効果を示します。表面にできる水膜が静電気を防止し、ホコリを寄せ付けにくくします

表面抵抗率の比較

無加工品 オールチタンコーティング
3.6☓1013Ω 1.3☓108Ω
施工後、帯電防止効果が確認された
大阪府立産業技術総合研究所による(試験番号02-01412-01413)
オールチタンAT254
一般的な抗菌効果は、縮合体の固体酸性(OH-イオン吸着性)、個体塩基性(H+イオン吸着性)のコントロールで出現させることができるが、防カビ性の付与は無機物だけでは難しい。

オールチタンAT254では、安全性試験の確立したビグアバイド系複合防カビ成分を水溶液内に分散し、縮合体中に分子分散・固定することにより信頼性の高い防カビ性を実現。コーティング膜は耐摩擦性に優れ、1万回のこすりテスト後も防カビ効果を失いません。

チタニア系セラミックコート剤とスーパーオール254の技術を利用

オールチタンAT254とは?

オールチタンAT254は無機イオンの高分子を配合させ、水溶液内の縮合化学反応によりセラミック化することで多孔質コーティング薄膜として様々な基材の上に生成します。

すなわち、オールチタンAT254のセラミック化成膜反応は水溶液によるものなので、高温加熱などによるエネルギー消費が全く必要ありません。製造工程上、CO2などの排出もなく、地球環境に優しいコーティング剤といえます。

さらに、生成するコーティング膜の厚さは1ミクロン以下。この多孔質膜内に抗菌・防カビ剤が固定化され、膜表面はカビに対する高い忌避効果を発揮します。

使用する抗菌・防カビ剤量も通常の練り込み商品に比べ極めて少なく、水溶液内には液剤調整過程で塩素イオンを一切使用していないので、ノンハロゲン化も実現しました。
オールチタンコーティング

チタニア系セラミックコート剤+高性能抗菌・防カビ剤

  • オールチタンAT254は、チタニア系セラミックコート剤の基本性能に加え、日本で有数の高性能抗菌・防カビ剤をハイブリッドさせました。
  • 北里大学北里環境科学センターによる抗ウイルス性能評価試験において、オールチタンAT254はインフルエンザウイルスに対して、抗ウイルス効果を示す傾向が認められています。
  • 基材に形成されたオールチタンAT254膜の有効成分はほとんど溶解しません。他製品が殺菌成分を溶解し、微生物への進入で効果を発揮するのに対して、オールチタンAT254膜の有効成分は、微生物に対する忌避効果で防カビ性能を発揮します。つまりオールチタンAT254は、触媒成分を溶解しないので消耗がなく、長期間の抗菌。防カビ性能を実現します。
  • 大気中で希薄な臭気原因物質がオールチタンAT254の多孔空間内で濃縮されて、酸化還元反応を促進し繰り返し分解します。
    また、生活臭は細菌・真菌によるものが大半で多菌種に対してオールチタンAT254は、すぐれた抗菌・防カビ・消臭効果を発揮します。

光触媒とオールチタンAT254の比較

オールチタンAT254と光触媒の比較表

光触媒は文字どおり、光(紫外線)があたらないとその効果を発揮することができません。光があたらない屋内(とくに押入やダクト内などの暗所)や時間帯(夜間や雨天)では期待した効果を下回るなど問題は様々です。オールチタンAT254は、空気(酸素)に反応して酸化還元作用を促進するので明・暗所を問わず、常時触媒効果を発揮します。
AT254(空気触媒) 酸化チタン(光触媒)
光・紫外線照射 不要 必要
有機バインダー 不要 必要
密着性 強固 軟弱
透明性 無色透明 白濁
経時変化 高い耐久性 バインダーと素材が劣化
膜形成技術 スプレーガン使用

(熟練技術不要)

熟練技術が必要
液の保存性 安定 長時間は困難
製造・加工コスト 低コスト 高コスト

オールチタンAT254の分解メカニズム

有害物質の分解メカニズム

コーティング
  • 1.吸着・活性酸素の発生
    無機多孔空間において、チタニア系化合物が吸着水を通し、濃縮された酸化性汚染物質と反応して、活性酸素(OHラジカル)を発生します。
  • 2.酸化還元反応
    さらに、同時に無機多孔空間内で濃縮された臭気物質が、1で発生した活性酸素と反応し、二酸化炭素や水を発生させます。
  • 3.分解 → 再生・持続
    無機多孔空間内における1と2の激しい酸化還元反応により、臭気物質などを分解します。無機多孔空間層の吸着・分解能力の持続力は長期に渡ります。

コーティング膜の断面イメージ

オールチタンコーティング
基材表面をチタニア系化合物とスーパーオールAT254が、均一に覆います。高い耐久性があり、効果が長期間に持続します。

オールチタンAT254の優位性とは?

①高い安全性

  • 公的機関の安全データがあります
  • 無機コーティング=すぐれた安全性
  • 人体にも、環境にも無害
現在、経済産業省は、環境ホルモンに該当する物質が105種類あると発表しています。
オールチタンAT254を構成している物質は、VOCをはじめ、この105種類に一切該当していません
また、経済産業省やアメリカ環境保護庁が発表している今後環境ホルモンとして該当が予測される350種類の物質も一切入っていません
有害性のある金属原子を使わず、安全性の確立したコンタクトレンズ消毒液などビグアナイド系薬剤との融合効果で防カビ性を表現しています。また、水溶液内は液剤調整過程で塩素イオンは一切使用せず、ノンハロゲンを実現しています。(EU建築材料基準)
複合合成剤として、または各単品の薬剤として、経済産業省(旧通産省既存化学物質リスト(MITI))の確認番号を得た薬剤のみを使用しており、公的機関においてその高い安全性が確認されています。
安全性試験
試験項目 結果
皮膚一次刺激性試験 ウサギを用いた皮膚一次刺激性試験 無刺激性
眼刺激性試験 ウサギを用いた眼刺激性試験 無刺激性試験
急性経口毒性試験 雌マウスを用いた急性経口毒性試験 LD50値が2,000mg/kg以上
変異原性 労働者告示第77号に準じた試験 突然変異誘起性は陰性
(財)日本食品分析センターによる(試験番号106080)
成分確認試験
ホルムアルデヒド放散量試験 0.04mg/L 試験番号064787
ホルムアルデヒド放散量証明 F☆☆☆☆相当品 日塗検第06009
(財)日本塗料検査協会による

②高耐久性

  • 摩擦、摩耗による塗膜劣化や破壊が少ないため、長期的な耐久性
  • スクラッチ試験後のインナーミル法によるカビ抵抗試験で3年間の実質評価(往復5000回・10000回の検体において21日間評価0です)
地方独立行政法人産業技術センターのスクラッチ試験後、インナーミル法によるカビ抵抗性試験の結果、長期的な持続効果を実証。
検体内容 7日 14日 21日 28日
AT254 0 0 0 0
AT254+コスリテスト 5000回 0 0 0 0〜1
AT254+コスリテスト 10000回 0 0 0 1
無処理(ブランク) 0〜1 2 4 4
地方独立行政法人産業技術研究センター/エプロバイオ研究室

③高耐候性

  • 無機コーティングなので、劣化の心配なし
  • 有機成分を含まないので、紫外線劣化なし

④低コスト

  • ランニングコストが不要
  • 設計単価安価
  • 長期的に効果が持続
  • 施工が簡単=施工時間の短縮・工事費の仰制
  • 養生が簡単
施工費は面積に応じて決まるため、予算が明確です。

⑤施工性

  • 養生が簡単
  • スプレーガン噴霧による簡単施工
  • 室内そのままの安心施工
  • 無色・透明、コーティング対象を選ばない
スプレーガンやローラーで簡単に施工でき、得られるコーティング膜は透明で基材の色調・風合いを損ねることはほとんどありません。有機溶媒は液剤調整の縮合過程生じるアルコール分以外はなく、環境に優しく、作業時に負担になることもありません。

養生作業も機密機器など以外は不要で、普段生活されている状態のまま施工可能です。作業時間は床面積80㎡あたり2〜3時間程度が目安です。
(ご注意)化学物質過敏症ならびにシックハウス症候群のお客様は、必ず専門スタッフまでお問い合わせください。